フリーランスでも認可保育園に入れる!ポイント算出のカラクリを伝授

認可保育園について

フリーランスのママにとって切実な「保育園」問題。とくに在宅ワーカーは不利だといわれています。ですが、“会社員の方とは違うポイント(点数)の算出方法”を知り、しっかり対策して「就労している」ことが証明できれば認可保育園内定は難しくありません!私が入れたのだから大丈夫です。

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認可保育園に入るためのポイント3つ

ポイント算出方法を知る

まずは、なによりも大事な基本指数の算出方法を知りましょう!雇用された就労の人が時間と日数で基本指数を算出されるのに対して、品川区の場合、フリーランス・個人事業主の人の就労状況は自己申告なので基本指数は別の方法で算出されます。これは、私自身がフリーランスになる時に区役所の窓口で確認したのですが、フリーランスの場合は、1ヶ月の収入(売上)を東京都の最低賃金で割り返した数字を実働時間として計算し、それを基本指数の項目にあてはめる方法をとるのだそうです。

つまり、逆に考えれば基本指数20点満点の人は『1日8時間×20日以上の就労が常態』という条件なので

¥958(※2017年東京都の最低賃金) × 8h(1日の就労時間) × 20(月の就労日数) = ¥153,280

ひと月あたりこの¥153,280を超える売上を継続できれば、フルタイムの人と同じ基本指数20点になれるということです。頑張りましょう!(笑)

と思っていたんですが、機会があって区役所の方に正確な数字を教えていただいたところ、何故かこの¥153,280に謎の1.2という数字をさらに掛けられました。(…理由を聞きそびれました、すみません。)ということで、¥183,936です‥‥。(なんで2割増しやねん…。)

仕事・収入の証明になるものは全部提出

それでも、「本当に仕事をしているのか…?」となにかと疑われやすいフリーランス・在宅ワーカー、、。そこで入園申込の時には、仕事が発生していて収入があることを証明できる書類は、提出を求められなくても全てコピーを提出するのがおすすめです。量が多い場合にはコピーが大変かもしれませんが、この手間を惜しんではいけません。

ちなみに私は、

・請求書のコピー 直近3ヶ月分
・報酬の入金がある通帳のコピー(残高など関係のない項目は塗りつぶします)
・業務委託契約書のコピー

をこれでもか!という勢いで提出しています。そして、月に一定量のものを納品する業種の人は、請求書の項目にこっそりと「仕事量」をアピールできるものを仕込むのもおすすめ。例えば「項目:●月度○○ 数量:30」とかです。

ほかにも、私は開業初年度だったのでありませんでしたが「昨年度の確定申告書のコピー」や接客業の場合には「領収書のコピー」などがドサッとあると良いかもしれませんね。

新設保育園or人気がない保育園を狙う

基本指数の算出方法がわかっていても、フリーランスという環境を考えると、時間と日数で基本指数を計算される人のように20点満点が確実だとは言い切れません。そのため、やはり比較的入りやすい新設保育園少し人気が低めの保育園を候補に入れておいた方が安心です。

…というのは、表向きで実は、フリーランスの方に新設保育園や人気が低めの保育園をおすすめする理由がもう一つあります。人気のある保育園に0歳や1歳で入園できている人は、バリバリな人が多く、延長保育を利用するほど預ける時間が長い人も多いので、多少時間に自由がきくフリーランスのママは少し馴染みにくいかもしれないように思うのです。(※個人的な意見デス)

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就労証明はどうする?

フリーランス・個人事業主の人にはそもそも就労証明書がなく、「就労状況申告書」という自己申告用の紙が別に用意されています。…誰も証明してくれないですからね。もしかすると、健康保険・年金などは、扶養に入っているのか、自分で払っているのか、というのを収入の目安として見られているのかもしれず、自分で払っていた方が有利なのかもしれません。ですが、たとえ売上が多くても、経費も膨大だと扶養に入れてしまうので、やはり最終的に大事なのは月の売上額だと思います。

就労状況申告書
リンク先:品川区役所HP 申請書はこちら(入園申込児童用)…プリントアウトして使えます。

快適に在園するために

先生たちに「自営業」をアピール

区役所の審査に通った以上、堂々と通園すればよいのですが、やはり周りは通勤している方がほとんどなので少し空気が違ったりするのが現実です。私は、送迎時に持っている荷物も少ないですし、朝と夕方で服が違うこともよくある(笑)ので、なんとなく先生方に不信感を持たれないように、入園前の面談はもちろん、きっかけがあれば都度「自営業」をアピールするようにしています。同じクラスのママさん達にも、聞かれたら「自営業なので」と一言答えておくと勘ぐられたりすることなく快適に過ごせます。

認証保育園に入るのもおすすめ

ところで、もしも「生まれてからしばらくは仕事量をセーブしたい」と思っているのなら、認証保育園に入るのもおすすめです。認証保育園は、有職・無職関係なく入れますし、時短や出勤日数の少ない方も多いので、居心地が良いですよ。実は週に3日しか仕事をしていなくて、あとの2日遊んでいても、それを理由にとがめられたり、退園させられたりすることはありません。

また、実はフリーランス・在宅ワーカーのママは「収入がある」・「すぐに迎えに来られる」・「時間にゆとりがある」という認証保育園からは好まれる3拍子のイメージが揃った存在だったりします。(笑) 1~2年認証保育園で過ごして仕事量をフルに戻したタイミングで認可保育園に移るのもひとつの手です。加点がついてからの申込になるので、より有利になり、希望の保育園に入りやすくなります。

認証保育園の選考基準を分析!不利になるのはどんな人?
ある意味シンプルで選考基準がわかりやすい認可保育園と比較すると認証保育園の選考基準は全く公表されていないですし、不透明です。ですが、いざ在園してみたり、周囲の認証在園者を観察してみたりすると、なんとなく認可保育園とは違う共通項が見えてくるも...

時短勤務なら、フリーランスの方が有利なこともある

実は、私がフリーランスになった理由の半分以上は「保活」。認可保育園に入るためです。その前は、1日6時間×5日の勤務で基本指数は18点(夫と合わせて38点)。次男1歳児の申込で不承諾になった際、同点ならば基本指数が高い人のほうが優先順位が高いことを知らずに認証加点2点を足して40点なら、新設保育園くらいには入れるだろう、と思っていました。

ですが、まんまと不承諾になり、理由を問い合わせた時に電話口で「基本指数だけで40点の人が優先なので8時間勤務にならないとたぶん来年も落ちますよ。」と言われたのです。これについてはもちろん、そのあと直接出向いて抗議しました。(笑) ただ、抗議したところで基本指数は増えませんし、次の年の不利な状況は変わりません。そして、当時日々の生活がキャパオーバーだった私にあと2時間勤務を増やすなどという選択肢はありませんでした。そこで苦肉の策で思いついたのが独立。フリーランスの人の基本指数の算出方法を確認して、それ以上の収入を目指し、今回内定をもらった際、私の基本指数は20点、通勤していたころよりも増えました。

フリーランス・在宅ワーカーは「不利」「入れない」と世間で言われていますが、一概にそうとは言えません。キチンと仕事をしているのなら、それを証明すれば入れます!そのことを知っていただき、ぜひ賢く、保活を進めてみてください。

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