公立or私立?同じ認可保育園だけど違いはなに?それぞれの特徴とは

認可保育園について

近頃は、私立の認可保育園が増えてきましたね。

そうなると気になるのが公立認可保育園との違いです。私立認可保育園は、新しくて園舎がキレイだったり、色々なカリキュラムがあったり、と目に見えるメリットがあるので、実際に長男が小学校に上がるまでは、断然“私立推し”で、公立認可保育園のメリットは何ぞや?くらいに思っていた私ですが、長男が小学校に上がってから色々と話を聞くうちに、公立認可保育園にある「公立ならではの良さ」にも気付くようになりました。

そこで今回は、公立、私立、それぞれの特徴や良いところをまとめてみたいと思います。(※実例だけを元に書いているため、実際にはこれにあてはまらない園があるかもしれないことをご了承ください。)

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公立認可保育園でも私立認可保育園でも保育料は同じ

まずはじめに知っておきたいのは、公立でも私立でも認可保育園である以上「料金は変わらない」ということですね。見学に行くと環境や保育内容が違うので、もしや保育料も違うのかしら…?と考える人も多いと思います。でも、区役所に申し込みをする認可保育園は全て各家庭の負担額は変わりません。

一番の違いは「保育時間」への考え方…かも?

認可保育園は、基本的に働いている人は「親の勤務時間+通勤時間」、育休中の人は「9時~16時」が子供を預けても良い時間となり、仕事が休みの日は子供を預けることはできません。。。本来はね!(笑) しかし、その管理をどのくらい徹底しているかは各園によってかなり差があり、極端な例を出すなら、親の仕事が14時までで勤務時間が15分ほどの場合にお昼寝中の子供を起こしてでも14時15分頃に迎えに来い、という園もあれば、育休中であっても17時を過ぎていてもなにも言われない園、土曜日は仕事じゃないけれど申請を出せば預かってくれる園、など様々です。

そして、この徹底レベルに大きな影響力を持つのが「園長先生」なのです。

私立は比較的時間の融通が利く園が多い

時間の厳しさレベルは園によって様々、園長先生次第とは言ったものの、私立、公立、と大きくひとくくりにするならば、時間に関しては私立認可保育園の方が断然融通が利く保育園が多いように思います。私立は独自のスタイルで運営している園が多いので、そこが一番大きな違いではないでしょうか。

登園・降園時間が多少前後してもそこまで厳しく言われることもあまりない園が多いですし、シフトを提出しなくてはいけないという話も聞いたことがありません。

長男が通っていた認可保育園Bなどはタイムカードさえもありませんでしたよ!(笑)

また、いま次男が通っている認可保育園Dでは「活動の予定があるので9時までに来てください。」と逆に急かされていたりもします。延長保育をやむを得ず当日突然申請しても怒られたという話も聞きません(←公立はダメらしいです。事前申請必須)。

個人的には、時間や休みが不規則な方は私立の認可保育園のほうが居心地が良いのではないかと思います。

それから、私立認可保育園は公立保育園に比べて園長先生の定着率が非常に高いので、一度その空気になっていれば融通が利く状態が長く続くことが多いです。

公立は時間に厳しいって…どのくらい?

正直なところ、日々時間が不規則なうえに私立認可保育園や認証保育園でヌクヌク生活を7年も過ごしてしまった私は「公立は絶対に無理‥‥。」と思っていたりします(笑)。

ただ、この時間の話に関しては前述の通り園長先生の考え方にかなり影響されるようで、「去年までお迎えの予定時間を15分過ぎると電話が鳴っていたのに、園長が変わったらゆるくなった」という話もよく聞くので、決して「公立だから厳しい」と言い切れるものではないと思われます。

そして公立認可保育園は数年おきに園長先生が変わります。…個人的には、その厳しい園長先生が次にどこに異動になったのか毎回知りたいものです…。笑

実際に公立保育園に通っていた人の話を聞くと「普通にしていればなにも言われないよ」とか「公立しか知らないから何も思ったことがない」など。短時間勤務やフリーランスなど時間が不規則な方は私立のほうがきもーち安心かもしれませんが、そうでない方は、そこまで気にしなくても大丈夫なようです。

それに、意外とみなさん、入園して慣れてしまえばうまいことやっています(笑)

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公立認可保育園の特徴

ここからは、時間の話以外で、公立保育園の特徴だなぁ~と感じだことをご紹介します!参考にしてくださいね。

経営が安定している

私立の認可保育園は、民間企業・民間団体が運営しているので、極端なことをいうと不況のあおりを受けることがあります。また、運営団体が親会社から売却されたりして突然変わることもあり、そうなると保育園の中のことも少し変更になったりします。

実際近隣の私立認可保育園で親会社が変わった途端に色々なことが変更になり、保護者が不満を募らせている、という話を聞きました。でも公立認可保育園は税金で運営されているので、そのような心配は無さそうですね。

園庭がある&面積が広い

公立認可保育園は、とにかく園舎が大きく、ある程度の広さの園庭もあります。これは、区が建物にお金をかけているとか民間がケチっているとかそういう話ではなく、公立認可保育園自体は歴史がある保育園が多いので、その当時の認可基準にのっとった建物になっているからだと思います。

以前にも<新設保育園のデメリット>の記事でも書きましたが、今現在の認可基準では、必ずしも園庭がないといけない、というわけではありません。

また、歴史がある保育園ということは何十年も前からそこに建っているということなので、近隣とも馴染んでおり、近隣の理解も新設保育園よりはあるように思います。

延長料金の支払いがプリペイド式らしい

私自身、公立に通ったことがないので、見たことも触ったこともないのですが、公立認可保育園の延長料金は、その日にプリペイドカードで支払いを済ませるそうです。

これは登園降園の管理をするカードにプリペイド機能が付いていて、もちろんその場でチャージもできるらしく、延長料金が発生した日に降園の「ピッ」とすると、そこで引かれるんだそうです。ハイテクですよね!ちなみに私立は、一ヶ月分まとめて振込か引き落としのところがほとんどだと思います。1回は少額でも一ヶ月分まとめてになるとちょっとツラい時があります。(笑)

保育参加の日程が自由

「保育参加」というのは、いわゆる保護者の保育士体験のことです。

私がこれまで通った私立認可保育園、認証保育園では一定の期間を設けられて、その期間内で希望の日程を聞かれていたのですが、公立認可保育園では本当にいつでも良いのだとか。ただ、私の場合、いつでも良いと言われてしまうと逆に行かなくなってしまうのでどっちが良いかは人によると思うのですが、日程は自由なのだそうです。

学区内の公立小学校と交流が密

長男が小学校に上がるまで全く知らなかったことはコレですねぇ~…。比較的新しい私立認可保育園では、小学校との連携があまりありません。

一応認可保育園である以上、給食体験や授業の見学、交流会など一通り、1回はあると思いますし実際に長男の時もありました。ただ公立認可保育園の子たちはもっと回数を多く、近隣の小学校へ行っているらしいです。(※あくまでも私の住んでいる地域の近隣の話なので、全部かどうかはわかりません。)だからなのか、子供が入学後に抵抗なく通えた、と公立認可保育園出身のママが言っていました。

ただ、これもまたいいことばかりではなく、小学校の行事予定なども筒抜けだそうなので、小学校の行事があって仕事がお休み→でも下の子は保育園に…と思ったら「今日お休みですよね?」と言われてしまい、預かってもらえなくなりそうだったので「出勤です」を貫いたという話もあります(笑)。

私立認可保育園の特徴

私立認可保育園の保育内容やシステムは、それぞれの運営団体によって大きく変わるので、ここではあくまでも「比較的そういう園が多い」というニュアンスで受け取ってください。

比較的新しい

公立認可保育園に比べて私立はやはり新しい園が多いです。その分施設も近代的なものが多く、私の大好きな床暖房も取り入れている園が多いのではないでしょうか。

独自のカリキュラムを取り入れている園が多い

私立認可保育園は、それぞれの運営団体が保育内容を自由に決めることができるので、特徴のあるカリキュラムを取り入れている園も多いです。よくあるのは英語とリトミック。食育に力を入れている園も多いのではないでしょうか。

先生の異動が比較的少ない

私立だから絶対!とは言い切れませんが、系列園が少ないほど、先生たちの異動は少ないようです。ただし、園長先生の異動率だけは、公立認可保育園よりはるかに低いと断言します!

慣らし保育をやってくれるところが多い

以前「保育園見学のススメ③」にも書きましたが、品川区の認可保育園は慣らし保育が無いことで有名なのですが、私の知る限り私立認可保育園は慣らし保育に対応していることが多いですよ。

まとめ

公立認可保育園と私立認可保育園の違い、いかがでしたか?ただ、色々と知ってしまうと隣の芝生は青く見えがちですが、全てがパーフェクトな保育園、在園者が全員満足している保育園なんて無いですし、入って慣れてしまえば「住めば都」の場合も多いです。どちらに通うことになったとしても、その良さをうまく自分の中に取り入れて楽しい保育園生活を過ごしてくださいね。

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