認証保育園ってこんなトコロ!実際に通うと認可園とはココが違う!

認証・認可外保育園について

東京で保活をしていると「認可」やら「認証」やら…。違いがよくわからない人も多いのではないでしょうか。基準は何となく理解できても在園生活がどう違うのかまではイマイチイメージしにくいと思います。そこで認証保育園2園、認可保育園2園に在園した経験から、認可保育園との違いをご紹介します!(※私が在園した2園以外の情報もリサーチしたうえでの記述ですが、認証保育園は本当に各園によって保育内容が異なるのですべての園がこれにあてはまるとは限りません。)

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認証保育園の特長

最初に申し上げておきますが、私自身は認証保育園がとても好きです。そしてこれは決して私だけではありません。認証保育園に在園している保護者のなかには、あまりの居心地の良さにあえて認可園に移らない人もいたり、認可保育園に移った後に「認証に戻りたい…」と思う人がいたりするということを、これから保活を始める人たちにはぜひ知っていただきたいところです。

とにかく手厚い&細やか&融通が利く

認証保育園はとにかく保護者と保育士さんのコミュニケーションが密です。と、いうとあまり良いイメージを抱かないかもしれませんが「アットホーム」という意味です。朝と帰りにしっかり保護者に子供の情報を伝えてくれて、こちらが伝えたいことにもきちんと耳を傾けてくれる園がほとんどだと思います。また、人数が少なめで子供の数に対して認可保育園よりも面積が狭いので目も行き届きやすいです。そのため、子供間のトラブルやケガについても比較的状況を把握していることが多く、安心感があります。そして認可保育園とは違って、認証保育園は基本的に「保護者=お客様」なので、基本のルールさえしっかり守っていればなにかと融通が利かせてくれる園が多いと思います。

そうはいってもやはり園によって差はあるので、私の場合、長男が通っていた認証保育園Aが手厚すぎて次男が通っていた認証保育園Cでは少しモヤっとした時期がありました…が、いま次男が認可保育園Dに移るとそれでもやはり認可保育園Cのほうが子供の状況を細かく教えてくれていたなぁと感じています。

サービスやプログラムが充実していることが多い

認証保育園は、入園希望者の募集・選考の管理などはその園が単独で行っています。そのため、欠員が出ても勝手に区役所から新しい子を入れてもらえる認可保育園よりも、保護者の負担を減らすサービスが充実していたり、保育の内容にも特色を出していたりするところが多いです。たとえば、保護者向けのサービスでいうと毎日の持ち物や購入するものが少なかったり、送迎の時には玄関で子供と荷物を渡せばあとは園でやってくれて帰りも玄関で待っていればよかったり。プログラムは最近の流行は英語リトミック食育などに力をいれているところが多いようです。

在園中なら下の子が優先的に入れる場合が多い

私が思う、認証保育園に在園することで得られる一番大きなメリットはこれです。認可保育園の場合、下の子の申込の時に調整指数で3点の加点があっても、必ずしも入園が確実なわけでも同じ園に入れるわけでもありません。しかし、認証保育園は上の子が在園中であればかなりの高確率で下の子を同じ園に入園させることができます。園によっては、早ければ妊娠中から具体的に相談できる場合も。保育園側にしてみても、自分たちの保育園がどのような園かと理解して申込して併願・辞退しない人であると同時に、保育園料の支払い能力や、保護者の人柄を理解している人が増えるというのはリスクも負担も少なくなるというメリットがあります。ちなみに多くの園は、公には「すでに転園した子供の兄弟に優先はない」としていると思いますが、周囲を見る限り、また人間心理で考えると、全く考慮してもらえないということも少ないように思います。

仕事の環境が変わっても退園にならない

正社員以外の働き方をしている方に嬉しいのはこちらでしょう。認証保育園は、親の仕事の状況が変わってもそれが直接的な理由になって退園となることは無いと思います。認可保育園とは在園する条件が違うので、一度入園してしまえば、保育料を滞納しない限りは、親が転職・失業などで働く環境が変わっても、求職中でもそれについてとやかく言われることは無いと思って良いと思います。

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事前に知っておきたいポイント

ここからは、比較的マイナスにとらえる人が多いかな、と思うポイントです。

狭い&料金が高い

料金については、世帯収入によって料金が変わるので、必ずしも認証の方が高いかどうかはわかりません。ただ、面積は確実に認可保育園より狭いです。ですが、狭いとはいえ、認証保育園は東京都の基準はしっかりと満たしているので、大部屋にギューギューと全員が放り込まれている、みたいなことはありません。(夕方の合同保育は別) 私は長男が認可、次男が認証、という期間が一年あったのでその間は認可より狭いと思っていましたし、さらに一年挟んで次男が認可保育園に移った後は「広いなぁ~。やっぱ認証って狭かったんだなぁ。。」と毎回思ってしまってはいますが、それで子供が窮屈で哀れに思われるようなほどではありません。「こじんまり」という感じでしょうか。

2歳児までしかいられない園がほとんど

認証保育園は、もともとは0~2歳の待機児童対策のために始まったそうなので、在園する児童もその年齢が優先です。園によっては最初から2歳児クラスまでしかないところもありますし、たとえ公には「5歳児までいられる」ことなっているところでも、現実は、3歳を超えるとガクンと人数が減ります。そのため、保活を続けたり、幼稚園に移る準備をすすめたりする必要があります。「この保育園が好きだけど、同じ年齢のお友達が全員いなくなるから」という理由で幼稚園や認可保育園に移っていく人も。。。

園庭がない

かつての国の認可基準と都の認証基準の一番の違いはこれでしょう。認証保育園は園庭がありません。ですが、逆にほぼ毎日外の公園にお散歩に行ってくれる園がほとんどだと思います。「園庭じゃないと安全面が心配…」と思う人もいるかもしれませんが、最近では公立の認可保育園でも午前中の外遊びは外の公園にお散歩に行く園が多いみたいですよ。

プールがショボいことが多い

「そこ!?」と思うかもしれませんが……私は自分の子供たちが水遊びが大好きなため、結構重要なポイントでした。本当に残念なくらいプールがショボいことが多いです。。。。長男の認可保育園Bには立派な組み立て式のプールがありましたし、公立認可保育園は屋上にそれは立派なプールがあるみたいです。ただ、今回次男がお世話になっている認可保育園Dもビルに入っているタイプなので、この夏のプールはありませんでした。だから認証保育園が、というよりは、、ビルに入ってるタイプの保育園で外スペースが無い保育園は仕方がないのかなと思います。

認可園に移ったあとしばらくギャップに苦しむ…

これについては、認証保育園に在園する予定の人、いま在園していて今後認可に転園を予定している人には、必ず知っていただきたいことです。認可>認証という思い込みから認可には、認証で経験したものは当然すべてそろっていて、なおかつ国の基準を満たした設備があると思っていませんか?しかし、残念ながらそんなことはありません。認証保育園と認可保育園は全く別の世界なので、認可に転園後の数か月は認証とのギャップに戸惑う日々が続きます。(笑)

・くわしくはこちら

認証から認可に転園するとギャップがすごい!「認証ショック」の内容は?
認証保育園から認可保育園に転園が決まると、それはつまり「保活の終わり」を意味します。やっと保育園の悩みから解放される、とホッと一息…。のはずだったのに、認可保育園に一週間ほど通ってみると、あまりの認証保育園とのギャップに、戸惑いを隠せない人...

最後に

認証保育園と認可保育園の違いの印象は個人差があります。実際のところ私は0歳児、1歳児で認可保育園に子供を預けられたことがないので、その月齢でどのくらいの違いを肌で感じるのかは、経験していないのでわかりません。そして、認証に入ると保活は終わりません。ですが、0歳~1歳という毎日子供の成長が目まぐるしく変わる時期に、細やかに子供を見て、その状況を詳しく教えてくださる認証保育園に子供をお願いできたことは、本当に良かったと今は思っています。認可に入れば確かに色んな意味で安心です。でも種類は違えども認証に入ることで得られる安心というものがあることもぜひ知っていただきたいと思います。

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