こんにちは、あさこです。
今年も4度の保活講座を終えまして、受付時にいただいた質問の中から皆さんに共有したい質問と私個人の回答をご紹介したいと思います。
今回は「慣らし保育」についてです。一口に慣らし保育と言っても、その期間や内容はそれぞれです。その理由とは?
Q.慣らし保育の期間や内容が各園で違うのはなぜ?
品川区認可保育園は「慣らし保育無し」が標準
ご存知の方も多いかもしれませんが、まず、品川区の認可保育園は「慣らし保育をしない」がデフォルトです。
そのため、特に公立(区立)の認可保育園では、慣らし保育を実施することはなく、たとえ4月1日入園でも、預け始めるのは復職日当日からになり、初登園日からフルタイムでお子さんを預ける以外の選択肢は無いと思います。
(※その後変更になっていたらごめんなさい)
私立認可・認証・認可外の慣らし保育実施は、その園次第
公立が「慣らし保育をしない」と統一している一方で、私立認可の慣らし保育はその園の判断によります。
例えば、長男の通っていた認可保育園Bは慣らし保育は無し、次男が現在通っている認可保育園Dは4月1日からみんな慣らし保育をしていました。
そのため、私立認可は見学時に慣らし保育の有無を確認することをおすすめします。
また、認証・認可外については、ほとんどの保育園で慣らし保育を実施していると思います。
復職日当日からしか預けられないのを徹底しているから、その影響なのですかね…?
慣らし保育の期間や内容は?
一般的な期間は1週間~2週間
私がこれまで子供を通わせた4園のうち、先述の認可保育園B以外の3園では慣らし保育を行いました。
話を戻して、慣らし保育の流れとしては、すべての園で
↓
お昼ご飯を食べて帰る
↓
お昼寝明け・おやつを食べて帰る
↓
契約時間フル
という感じで、このSTEPを1~2週間かけて慣らしていきました。
どの段階をどれくらい行うかは、本人の様子を見ながら、「明日はお昼ご飯まで行ってみましょうか!」のように本当にその都度担任の保育士さんと相談しながら進めました。
慣らし保育の期間を左右するものは?
一般的には1~2週間の慣らし保育ですが、事情によっては、その期間が短くなったり長くなったりします。
すぐに思いつく理由は以下の2つです。
①ママの復職日
もしもママの復職日が、1週間~2週間よりももっと早かったら、もちろんそれに合わせて慣らし保育を進めることになります。
そういう意味では、先述の私の認可保育園Bのように転園児でママがすぐにフルでお仕事の場合には、他の子が慣らし保育をしていても、慣らし保育をしない可能性もあります。
その逆で、復職日が4月28日など、猶予が一ヶ月近くある場合は、それに合わせてお昼帰りの期間を長めに設定するなど、ゆったりと慣らし保育を行う場合もあるでしょう。
②お子さんの慣れ具合
そして、たとえママの復職日が早めだったとしても、お子さんがあまりにも慣れない場合は、慣らし保育の期間が長引くこともあります。
特に、登園後からずーーーっと泣き続けて水分や食事を拒否する場合は、脱水になってしまう可能性もあり、とても危険です。
まだお話が出来ない0歳、1歳のお子さんがこういう状態になると、保育士さん達も慣らし保育を延長せざるを得ないと判断することもあります。
そのため、初めて保育園に預ける場合は、もしも可能なら復職日には多少、余裕を持っておいた方が安心です。
慣らし保育は保育士さんとの信頼関係構築の第一歩
今回は、これまであまり深く聞かれたことが無かった慣らし保育についてのお話でした。
ご質問は「園によって違うのはなぜ?」ということでしたが、私としては「園ではなく、その子とお家の事情に合わせて変わる」というのが個人的な見解です。
慣らし保育期間中は、早く慣れる子がいる傍らで、自分の子がいつまでも泣いていたりすると、環境も含めて色々と不安になることもありますが、この期間は、子供も親も、保育士さんと信頼関係を築く大切な時間にもなります。
保育園に預けると決めたからには、担任の保育士さんを信頼し、大きな気持ちでお任せしてみましょう。