理想的な登園距離はどれくらい?【保活講座後記・皆さんの質問より①】

保活の基本って?
EME / Pixabay

こんにちは!あさこです。久しぶりの更新となりました。すみません。

先日は、『初めての保活応援講座』に計15組、7月の講座と合わせると23組のママ&ベビちゃんにお越しいただきました。ありがとうございます。

ご存知のように保育園についての考え方は独自路線を突っ走っている私なので、もしかしたら期待外れだった方もいらっしゃるかもしれませんが、少しでも参考に保活を進めていただければと思います。

さて、今回はその保活講座でお集まりいただいた皆さんから寄せられた質問の中から、このブログを読んでくださっている方も気になっているだろうな…と思ったものを選んでお伝えしたいと思います。一つ目は、どの回でも質問があった「登園距離」についてです。もちろん今回も私個人の考えなので参考までに読んでみてください。

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Q.理想的な登園距離ってどれくらいですか?

「負担なく通える距離ってどれくらいなんでしょうか」「自宅から駅が近くて、保育園も駅から近かったら、電車で通うのもアリですか?」など、保育園を選ぶにあたり、保育園への距離が気になるというご質問が多く寄せられました。これまで深く考えたことが無かったので、今回あらためて色々な視点から考えてみまして、出した結論がこちらです。

A.「負担なく」と条件がつくと「理想は自宅から500m圏内、遠くても1㎞圏内」です!

講座内でもお伝えしましたが、どこの保育園にも2~3㎞離れたところから通っている方が絶対にいらっしゃいます。電動自転車があれば品川区全域は30分くらいでまわれるでしょうし、実際には通うご家族が割り切りさえすれば、どこまででも通えてしまうでしょう。

ですが、私はあえてこの質問の答えを「理想は自宅から500m圏内、遠くても1㎞圏内」にしました。

もちろんそれ以上の距離が通えないというワケでもなく、リストから外した方が良いとも言いません。

ただ、これ以上の距離になった場合は、少なからず通っている間に「遠いな…」と負担に思う可能性が高まるということをここでお伝えします。ちなみに私は今、1.3㎞の距離ですが、次男に「歩いていきたい」と言われた日には、朝から全力で自転車に乗るよう説得しています。笑

その理由は?大人目線だと見落としがち…重要なポイント3つ

①悪天候の場合を考えて

保育園生活は…長いです。0歳で入ったら6年間です。

6年もあれば、毎日晴れているわけはなく、雨も降りますし、最近では年に1~2回雪が積もることもあります。

でも、雪だからと言って休めるお仕事の人はどのくらいいるでしょうか。

そうなると雪が積もっている中で登園しなくてはいけないんです。雨の日はいつもより準備に時間がかかりながらでもなんとか自転車を出動させられますが、雪の日に自転車は絶対にムリです。というか、危険すぎるので子供を乗せて自転車に乗ってはいけません。。。(ってか、私は大人一人で乗って死にかけことがあるので、乗らないでください。)で、話を戻しますが、そうなると徒歩です。2~3㎞徒歩なんて、、無理ですよね。大人だけならまだしも、乳幼児を連れて。

また、保育園は年齢が小さいほど荷物が多いです。毎日の荷物はもちろんですが、月曜にはどこの園でも洗濯したお昼寝グッズ(例えば大きめのバスタオル2枚)が加わることでしょう。

もし、月曜日に雪が積もったら…と想像すると遠いところまで通うのが億劫な気がしてきませんか…?

②次の子を授かる場合を想定して

今は目の前にいるお子さんのことだけを考えて保活をされている方がほとんどだと思いますが、この先にもう一人以上お子さんを授かる計画がある方は、「妊娠中、産休・育休中にも保育園に通う」ことを考えて、場所を選んでおいた方が安心だと思います。

正社員でお仕事をされている方は、下の子が1歳になる年の年度末まででなら、育休中にも上のお子さんを保育園に通わせることができます。

つまりそれは、自分自身が妊婦の状態や生まれたばかり~1歳の下の子を連れて通うということなので、当然自転車に乗れず、徒歩で通う時期があります。上の子が「歩きたくない!」などと言おうものなら、上の子をベビーカーに乗せて、下の子を抱っこひもに入れて、、保育園の荷物を持って、2~3㎞‥‥。苦行です。

苦行の距離はなるべく短い方が良いですし、2歳~5歳の子供が毎日歩く距離としてはやはり長いです。

また、もしも下の子が保育園に入れた場合は、保育園用の荷物が倍になります。火曜~金曜はなんとかなるとしても、先述の通り月曜はお昼寝グッズ×2人分です。電動自転車は便利ですが、前と後ろに子供を乗せると荷物はあまり載せられません。

しかも、自分が仕事に行くための荷物がそこに加わることをお忘れなく。

そしてこれは講座内の雑談でもお伝えしましたが、夏場にプールが始まると、そこにさらにプール用のバスタオルが加わり、子供が2人なら月曜はバスタオルだけで6枚!!…これを自転車に載せたら子供を乗せる場所がありません。笑

実際に私は、この状況で途方に暮れ、普段は全くノータッチの夫に「物理的に無理です」と理詰めで協力を仰ぎました。

③体調が悪い状態でも移動できる距離を考慮する

そして、講座の中でお話している時には思い出せなかったのが申し訳ないのですが、朝はともかく、帰りに関しては「元気な子供を連れて帰る日ばかりではない」ということを頭の片隅に置いてください。

「朝は元気だったのに…」熱で呼び出しを受け、帰りにはぐったりしていることもありますし、激しく嘔吐や下痢をしていることもあります。

その状態の子供を連れて移動するなら短い方が良いですよね。実際に私は、次男の嘔吐で呼び出しを受け、お迎えに行って園の教室から玄関までにも何度か嘔吐し、たった1㎞弱の降園でさえも不安でいっぱいになった経験があります。

病気の子供が移動する可能性を考えたら、やはり移動時間は5分、長くても10分以内が理想ではないかと思いますし、もう少し離れた保育園を検討するなら、かかりつけの小児科の方向がおすすめです。

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Q.自宅から駅が近くて、保育園も駅から近かったら、電車で通う保育園を候補に入れるのもアリですか?

そして、登園についてもう一つご質問があったのはこちらです。これも、言われて初めて考えてみたのですが…。

A.「無しではないと思いますが、それでも自宅を拠点に公共交通機関を使わず通える範囲がおすすめ」です。

これも、ご家庭によって考え方が変わると思うので一概には言えませんが、私個人はあまりおすすめしません。

理由は先述の『②次の子を授かる可能性』と『③体調不良の時の移動』がどうかな…と感じるからです。

②については、通勤しない時点で電車に乗る必要がなくなってしまうので、今度は通園のためだけに朝から電車に乗らなくてはいけなくなります。

勤務先近くの保育園に通うことも然り、で出勤しなくても良いのに保育園のために会社の近くまで通わなくてはいけません。しかも復職する予定があるのなら、「退園する」という選択をするのは勇気がいるのではないでしょうか。

また、③の体調不良の時も、熱はまだしも嘔吐や下痢の場合、電車には乗せられませんよね。

さらに、電車に乗ることで、冬場にはインフルエンザなどの感染症をもらうリスクが上がってしまいますし、ご自身が妊婦や1歳以下の下のお子さんを連れている時にはなおさら「電車に乗らなくて良いなら乗りたくない」と思うのではないでしょうか。

そのため、出来ることなら自宅を拠点に徒歩、ベビーカーで通える範囲がおすすめです。

トイレトレーニング期間中は1mでも近い方が良い(※2019年5月追記)

あと、忘れちゃいけないトイレトレーニング中のことをお伝えし忘れていました。

保活をされている皆さんのお子さんにはまだ関係がない話だと思いますが、このあとには育児の大イベント「トイレトレーニング」があります。

トレーニング自体は1歳児クラスの頃にもゆるゆると始まると思いますが、だいたいの子は2歳児クラスにいる頃にはいよいよ本気です。

そうなると親は「もしやお漏らしするのでは…」とヒヤヒヤして、行きかえりくらいオムツを履いてほしいのに、本人が「絶対にパンツが良い!」と頑として譲らない時期があるわけです。

そして何のプライドか知りませんが、保育園を出る時には「大丈夫、出ない」とか言っていたのに、ちょうど保育園と自宅の中間地点あたりで「ママ、おしっこ…」とかいう…公園のトイレを促すも「コワイ」だの「冷たい」だの「家のトイレがいい」だの、和式を初見で「これ、なに?」だの。

徒歩なら小脇に抱えて猛ダッシュ、自転車でも一心不乱に足を回すことになります。

まして、電車に乗ってなんていようものなら絶望…。なので公共交通機関で通うのは、あまりおすすめしませんし、この時期は本当に保育園の隣に住みたいくらい、近い方が安心です。

「ベストな環境」ではなく「想像できる最悪の環境でも通えるか」を考えてみて

保育園は、晴れていて、お子さんもママも元気で、お子さんが一人のままで、電動自転車があれば、本当にどこまででも通えると思います。

ですが、5~6年もあればどんなイレギュラーな状況が発生するかわかりません。

また、理想がそうだと言われても、現実的にはそれを叶えられない環境の方もいらっしゃるでしょう。ですから、今回の話はあくまでも「理想」です。

ただ、長い保育園生活の中で、こういう状況が起こりうるということを先に知っておくだけでも、保育園選びでひとつの判断材料になったり、先に対策まで考えられるきっかけになるかなと思います。ご家庭それぞれ事情は違いますが、参考にしてみてくださいね。

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