こんにちは、あさこです。
もうすぐ国を挙げて幼児教育が無償化されますね。
が、しかし一口に「無償化」と言っても、本当に全員の自己負担が0になるのかというと、残念ながらそうではないようです。
そこで、今回は品川区の幼児教育無償化、とくに「保育園」について、現状分かっている限りの動向をお伝えしたいと思います。
対象は3歳児クラスから5歳児クラス
まず、たまに間違えていらっしゃる方がいるようなので、あえて注意書きをすると「保育園無償化」ではなく、「幼児無償化」なので、今回無償化の対象になるのは3歳~5歳の保育料です。
また、2歳児クラスで誕生日になった月からではなく、3歳児クラスに進級した4月からの保育料が無償化になるそうです。
認可保育園は延長を利用しなければ自己負担は「0」に?
区役所のホームページによると、保育園に関しては、
・認可保育園
・地域型保育事業
という、いわゆる認可事業は無償化になるようです。しかし、行事費用などの実費負担分、延長・夜間保育料は無償化の対象外だそうです。
参考:https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/20190307143109.html
給食費も無償化の対象
以前はこの「実費負担分」の中に給食費が含まれるのでは?と囁かれていましたが、なんとありがたいことに給食費は無償化の対象になるのだそう!
そのため、日常的に延長保育・夜間保育を利用しない方は、やはり月々の自己負担は「0」ということになりますね!(…ね?たぶん…)
第一子「幼児」、第二子「乳児」の負担額は?
ところで先日、同じ保育園のママさんがこんなことを言っていました。
そこで、サクッと区役所に問い合わせてみたところ、
と返答をいただきました。(良かった)
認証・認可外は定額の定額助成金支給
さて、認可保育園の負担額がなくなるのは当然の流れとして、気になるのは「認可外」のほうですよね。こちらはこれまでと同じように定額助成という形での対応になるようです。
そのため、この助成金をオーバーした分は自己負担ということになります。
日本語って便利だけどややこしいですね…。
認証保育園は一律37,000円の助成
それを踏まえて、認証保育園の保育料の助成金はこれまで保護者の所得階層によって0~40,000円でしたが、今後は一律37,000円の定額助成に統一されるとのこと。
40,000円の支給を受けていたのは所得階層A、Bの方のみなので、ほとんどの世帯で支給額が増えることになるでしょう。
さらに所得制限がなくなるみたいなので、これまで所得階層の問題で支給額が0だった家庭には朗報ですね。
無認可は「認可外助成金制度」が続行・最大40,000円の助成が継続
また、今回これまで「認証」「認可外」でその額や条件が分けられていた助成金制度は、「幼児教育無償化に係る利用料の給付(認可外保育園)」として、金額が37,000円に統一される可能性が高そうです。
と思って区役所に問い合わせたところ、
のようです。(※ただし『2019年度』と名前が付いているので来年以降はわかりません。)
区役所の方も
とのこと。
ふむ。とても良心的ですね。
申請には「保育の必要性の認定」が必要になる
ところで、認証保育園も認可外保育園も、これまでは認可保育園に不承諾になっていることが助成金の条件でしたが、今後はその条件はなくなりそうです。
しかし、その代わりと言ってはなんですが、どうやら「保育の必要性の2号認定」を受けられなければ助成金が支払われないとのこと‥‥。
でも、ここからは個人的な意見ですが、幼稚園の1号認定でも無償化の対象なのに、どうして認可外だけ2号認定されないと助成金の対象じゃないのでしょうか…?
認可外の入園に関しては保護者の就労は絶対条件ではないはずなので、近隣に幼稚園が無く、たまたま近所に良さそうな認可外があって入園させたようなケースもゼロでは無いと思うのですが…。その場合は助成対象にならないということですよね。ナゾ…。
企業主導型は?「区は関与しないが無償化の対象にはなるはず」
そして、もっと気になるのがこれまで助成金の対象ではなかった企業主導型保育園に在園している場合はどうなるのか?ということです。
これについて区役所に問い合わせたところ、
企業主導型保育園も無償化の対象にはなります。
しかし、企業主導型保育園の運営に区は一切関与していないので、区から助成金が支払われることはありません。
おそらく、在園児保護者と内閣府の間でなにかの取り決めを交わしたり、制度を活用したりすることで無償化(※一部補助を含む)されると思います。
が、この件について区では全くわかりません。
と、返答をいただきました。
なるほど…。でもこれまで補助がゼロだったことを考えると良い方向ですね。
まとめ
区役所の方がおっしゃるには、ひとまず現状としては
・認証→一律37,000円補助
・認可外→一律37,000円補助(※現状40,000円支給世帯はそのまま)
・企業主導型→区からの補助は無し。しかし内閣府からはあるはず
ということでした。
まだまだ10月の直前まで色んな事が調整されるようですが、きっと誰しも負担が減るはず。
ひとつ参考までにご覧ください。