こんにちは、あさこです。保活体験記インタビュー、第4回の今回は、第二子育休中に、認証保育園に通っていた第一子を退園してお家で過ごし、その後、二人同時に認可に入園を目指したK野さん編です。
私個人は、上のお子さんがすでに認証保育園に通っている場合、優先的に下のお子さんも入園できる可能性が高いと思っているので、K野さんの件はとても英断だと思いました。それでもなお、二人と一緒に家で過ごそうと思ったきっかけ、また、1人目と2人目の保活で感じた違いなど、詳しくお話をうかがってきました。
第2子育休中に第1子は認証1歳児クラスを退園
「最後」の育休…二度とない「3人で過ごす」時間
とても英断だと思うのですが、なにかきっかけがあったんですか?
そうなると申込みは育休中になり、認証保育園に在園していても、12月に復職しないと加点が無いですし、保育料もかかるし…と思い始めて。
第一子の時には必死で保活をしていたK野さん
お兄ちゃんは0歳で認証保育園へ
なぜ認証だったかというと通える範囲には、認可の1歳児園がいくつかあるんですが、そうなると逆に0歳児入園で選択できる保育園が少なくなり、階層の関係もあって認可に入るのは厳しいと感じたからです。
ですから、早くから認証と無認可を見学に行って、一つの無認可は入園金を払って枠を押さえていました。
本音を言えば、そこの保育園には入れたくなかったですし、少し額が高かったんですが、「これで安心が買えるなら…」と。最悪12月から4ヶ月だけ通って認可外加点を取り、4月に転園させようと思っていました。(※当時は、認証加点は2点、無認可加点は3点だったので、無認可の方が有利でした。)
いわゆる「保育園」ではない「託児施設」も、探して区外にまで足を延ばし、たくさん見学に行っていました。
結果的に、認可保育園は2園だけ出して見事に不承諾になったんですが、幸いあまり受かると思っていなかった近隣の認証保育園から1つ内定をもらいました。そこで枠を押さえていた無認可を辞退して、認証保育園に0歳児から入園させたんです。
今回は、2回目なのと、同時申込み1点加点もあるし、通える範囲の新設保育園も複数書けるし、「どこかに入れるだろう」と思ってしまって、認証の見学にも行きませんでしたし、申込みもしませんでした(笑)
運命の認可発表
え?兄弟別々!?想定外の結末!
それなのにお昼ごろ、知らない番号から着信がありまして、出てみたら上の子の内定先の保育園から入園に関して健康診断や説明会の日程のお知らせで…。
一通り、相手の要件を聞いたあと『下の子の名前はありますか?』って聞いてみたんです。そしたら…
あと3時間くらい郵便は来ないし、ダメもとで区役所に問い合わせてみても『当日の問い合わせにはお答えできないんですー』と言われ…、念のためもう一度上の子の内定先に電話をして、さっきとは違う方に確かめてもらってもやはり名前は無く、っていう…この時間がすっごく嫌でした。
その後、郵便が届いたら、下の子は全然違う認可保育園に内定していました。
退園した認証保育園に欠員を問い合わせるも…
夫と二人で色々と画策を始めました。ひとまず、上の子が退園した認証に『下の子がどこにも内定をもらえなかった体で』電話をしました。そしたら、「お兄ちゃんはどうするんですか?」と。遠回しに「上の子も戻ってくるなら一緒に入れてあげるけど?」という空気を出されまして。
でも上の子はもう、希望通りの認可に決まっているし…。だけど、この言い方は先方的にはきっと上の子ならすぐに受け入れてくれるんだろうなと察して…
②二人一緒に認証に入れて、来年2人とも43点で同じ園を狙う
③下の子だけ全然違う認可外を探す
ですから、その認証保育園には「下の子だけお願いしたいから空きが出たら連絡をいただきたい」と申し出ました。
なので、もう腹をくくって来年以降の転園を目指し、別々の認可保育園に入園することに決めました。
お兄ちゃんが認証を退園したことに後悔は?
だから「辞めなきゃよかったのかなぁ…」っていうのは、うーん…やっぱりよぎりましたね。
だから「退園してこんなことになってしまったー!後悔しかない」とは思わないですね。
これがもし、真逆の方向に1キロくらい離れていたら、上の子が認証保育園を退園したことをもっともっと後悔していそうですし、先ほど言った選択肢の①、②をもっと積極的に検討していそうです。
「わー!辞めなきゃよかったーー!!!」って。(笑)
やはり保活は「油断禁物」「念には念を入れるべき」
ここ数年新設保育園もたくさん建っているし「まぁ、大丈夫だろう」と思っていても、やはり認証・認可外でどこかしらの押さえはあった方が良かったな、と思います。
何が起こるかわからないのが保活なんだな、と今回思い知りました。
やはりダメだった時のことを想定した選択肢を用意して、最後に選べる状態がベストですよね。
認可発表の当日が一番ザワザワしました。「うわぁああぁああーーーー!!やっちまったーーーっ!!」って(笑)
実は夫からも「そんなに余裕ぶっているけど本当に大丈夫なの?」って言われていたんです。でも、加点もあるし、高望みはしていないし、本当に大丈夫だと思っていました。
とくに上の子が認可在園中ともなると「43だし…大丈夫でしょ」と認可外を全く申込んでない方もいるんですが、実際それで認可全敗の方っているんですよね。
インタビュー後に認可外からお声がかかる!
何が起こるかわからないのが保活
インタビューから数日後、K野さんからご連絡があり、3月半ばに下のお子さんが認可外から内定をもらったそうです。「認可を辞退して認可外」という選択はとても悩まれたようですが、施設を見学した結果そちらを選択し、来年度は加点を取って上のお子さんと同じ認可の入園を狙うことにされました。別々の認可に通うと腹をくくった後にまさかの展開。本当に「3月が終わるまで何が起こるのか分からないのが保活」ということを、ご自身で証明するかのような結末でした。来年の春こそ「兄弟一緒」に登園できると良いですね。またご連絡をお待ちしています!