こんにちは、あさこです。
今回は、「ママ達の保活体験記インタビュー」の第3回、『品川区に引っ越してきたばかりで保活をすることになったK林さん編』です。
保活は、一口に「保活」と言っても、やることもシステムも各自治体によって微妙に違います。今回お話を伺ったK林さんは、昨年の保活講座にご参加いただいたママさんで、まさに保活を始める直前に他の自治体からお引越しをされてきたそうです。
初めてお会いした時は「とても焦っている」と話しておられたK林さんが、土地勘のない品川区で始める保活で不安だったこと、その後どのように保活を進めたのか、詳しくお聞きしてきました。
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わからないことだらけでただ焦る日々
夏にお会いした時には、まだ全然手をつけられていなかったようですが、その後どのくらいの保育園を見に行かれましたか?
実際に見学したのは、
認可保育園が5園(うち公立保育園が3園)、認証保育園5園、小規模保育施設が2園です。
そのなかで、認証保育園3園に入園希望を出し、2園から入園案内の連絡をいただきました。認可は小規模を2園含んで、第7希望まで書き、第一希望の認可に内定をもらいました。無認可は、見学だけではあまりピンとくる園がなく、結局希望を出しませんでした。
おおー!3つ内定をもらえたってすごいですね。そんなK林さんですが、夏には「引っ越しをしてきたばかりで情報が全然なく、ただただ焦っている」とおっしゃっていました。今、振り返っていただくと具体的にはどういうことで困っていて、なぜあんなに焦っていたんだと思いますか?
あの時は引っ越してきたばかりだったので、通える範囲にある保育園の基本情報やそれぞれの園の雰囲気もわからず、周りの方々はどんな準備をしているのかもわからず、とにかく「保活」に関する色んなジャンルの情報を全く得られていないこと、またそれらの入手方法さえも全くわからない状況にとっても焦りを感じていました。
土地勘のある人でも手探りですから、土地勘がなく、知り合いもいない状況では仕方がないかもしれません。
それから、私には保育士の知人が多くて、保育現場の色々な話を聞いていたので、
「保育園」と一口にいっても、それぞれの園で保育の仕方や子供への対応が全く違うということを知っていました。
ですから、「うちの子を温かく包み、接してくれる園を選ばなくては」という思いが人一倍強かったんだと思います。
保活講座のあと、迷いが消えて本格始動!
さて、そんな心境で参加していただいた保活講座後は「やるべきことが整理された」と言っていただきました。「整理された」とは具体的にはどのように?
まず、
区役所に相談しても「認可は難しいですね」とバッサリ言われるだけだったんですね(笑)
そうなると認証保育を候補に入れなくてはいけないけれど「認証って認可外の一種だし、それだけで不安‥」と、見学も行っていないのに焦りばかり先行して「これから自分がどう動くべきか、どうしたいのか」が分からずにいました。
でも、保活講座に参加して、あさこさんの経験談を聞き、さらにそれぞれの保育園の特徴やメリット・デメリットなどがわかったので、頭のなかのゴチャゴチャがようやくすっきり整理できたんです。そこから「まずは動き出そう!」と前向きになることができました。
そういっていただけると嬉しいです。(※ちなみにK林さんの個人的な感想であり、保活講座の宣伝のための記事ではありません!書いていてなんだか広告みたいだなと不安になってきました…念のため。笑)
それから、講座で自分と同じように悩んで頑張っている方々に実際に会えたのも良かったです。(一人じゃないぞ!)とホッと心が落ち着いたのを覚えています。
その後の具体的な意識と保活内容は?
・通える範囲の認証保育園をすべて見学し、雰囲気や特色、開かれている雰囲気かどうかを見極めてみよう。
・うちの子の性格、実は小規模向きかも?小規模保育事業所も積極的に回ろう。
・認可保育園は、区立保育園のほうが、私の求める環境に合っていそうだから、なるべく区立保育園に入れるような動き方をしよう。
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認可1園、認証2園内定…選べる立場での悩み
そして保活を終え、ふたを開けたら、認可1園、認証2園内定ということで!素直にすごいなと。その後の活動の前向きさが表れているのですが、一度秋ごろに、認証で2つ目の内定が出て、それを受けるべきかご相談をいただきましたよね。あの件はその後、どうなりましたか?
あの認証保育園は、見学に行った時に保育内容や保育環境にとても良い印象を抱いていました。本当に「こんな保育園があったらいいな」と私が描くものが全て揃っている園で。
でも、認可発表前に内定を受けて、すぐに入金しなければいけない金額がかなり高額だったので…すごく悩みました。そこで夫と相談し「第一希望の認可に通らなければ、この認証にしよう」と決め、入園金を払いました。高かったです(笑)
払ったんですねー!お疲れ様でした。で、結局認可に通うことになった、ということは…?
その第一希望の認可に決まりました(笑) 辞退者に返金は無いので●万円が水の泡に…。
(笑)でも、区役所で「認可は厳しい」と言われたのに、結果、第一希望の認可に内定したというのは、これから保活をする方には希望のある話です。でも実際に内定が出てからも認証と認可で最後まで悩みに悩んだということですが、決め手を教えてください。
もともとこの認可は、自宅からとても近く、区立なので園庭もあり、児童センターが隣接していて入園前から保育士さんの様子を知っていたので良い印象があったのです。でも、
最後の決め手は「夫が子供を朝送って行くことができるから」でした。
子供がもう少し大きくなると、きっと登園時にも色んな話をしてくれるだろうと思うんです。この認可園にすれば、その時間を夫にも参加してもらえる、家族全員で保育園のことを共有することが、家族の為になると思ったので、この保育園に決めました。
とっても素敵なお話です。荒んだ私には眩しいくらい(笑)
人とつながり、自分の状況と気持ちを客観視する
最後にK林さんがご自身の保活を振り返って感じたことや、これから保活をする方に伝えたいことがあれば教えてください。
今思うと、保活を始めたころは、
一人で抱え込んで不安やプレッシャーでいっぱいでした。どの園が人気なのか、みんなはどこまで準備しているのかなど、
自分ではなく周りの状況ばかりを気にしていたように思います。
でも今となっては、園選びはその家庭によってそれぞれ重要視することが違うので、「人気のある保育園」なんて一概には言えないものなのだと思えます。
そのため、園選びでは、まず自分の家庭にどのような条件の園が合うかをしっかり考えてから行動すると良いと思います。そうすると必然的に見学の時に注目するポイントも絞れてきて、見極めやすいかなと。
なるほど。K林さんはどのような条件を重視されたんでしょうか?
私は、自分が納得して預けられる園に入れることができていなかったら、仕事を辞めていたかもしれません。保育園を選ぶにあたり我が家には
「自分の子が穏やかに楽しく日中を過ごせる保育環境」がなによりも大切で、だからこそ公的に得られる情報よりも、近所の人の口コミや経験上での情報を求めていました。
もし、同じように一人で悩んでいる方がいらっしゃるなら、保活のセミナーや保育園の見学会に参加して誰かの話を聞いたり、そこで知り合った方と情報を共有したりして、自分の状況や考えを客観視できる環境を整えるのも良いと思います。
まとめ
「今の保育園に預けてから2か月が経ちましたが、楽しそうに過ごす子供を見て、この園にして本当に良かったと実感しています。」とおっしゃるK林さん。引っ越してこられた当初に抱いていた迷いや不安が消えてからは、視点を絞って保活を進められたのでしょう。保活に関わらず、迷いのない人のまっすぐな気持ちは自然と相手に伝わりやすくなるので、印象が重要な認可外の保活も順調に運んだのかなと思いました。希望に合った保育園でこれからもご家族三人、園生活とお子さんの成長が楽しみですね。また、いつかお会いできるのを楽しみにしています!
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