みなさん、こんにちは。あさこです。更新が滞っている間にすっかり年末。認可の申込を終えていかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は親切な読者『りんご』様より質問箱に『これから品川区で保活をされる方にぜひ共有していただきたい』と、妊娠中の保活についてご連絡をいただきましたので、その件について書きたいと思います。りんご様、本当にありがとうございます。
そして余談ですが、最近、少しずつでありますが、このように読者の皆さんから「この話が誰かのお役に立てば」と、ご自身の体験をご連絡いただけるようになってきて嬉しく思っています。一緒に「知らなかった」ことでうっかり減点されるケースを減らしていきましょう。
妊娠中の保活は「早退」に注意!
では、本題です。今のご時世、妊娠するとすぐに「保活」が思い浮かぶ方も少なくないでしょう。ただし、保育園は基本的に生まれてからしか申込むことは出来ない為、実際に行動出来る妊娠中の保活は、「保育園のリストアップ→見学」と「育休明け予約制度の申込(※対象は公立認可保育園のみ)」、「一部認可外にどーにかして仮内定をもらう(笑)」くらいかなと私は思っていました。
しかし、今回りんご様からご連絡いただいた内容は、むしろ勤務中に会社で注意したいこと。なんと
産休取得前に、体調不良以外の理由で早退して、勤務時間が8時間を下回る日が1日でもあると、基本指数が20点から減点される
というものです。
対象は「フルタイムで、なおかつフレックス勤務」の方
この話の対象になるのは、フルタイムで、かつフレックス勤務の方だそうです。この勤務形態の方は、通常のフルタイムの方とは違い、認可保育園申込時に就労証明書に加えて産休前4ヶ月分の勤務実績の提出が必要だそうで、この4ヶ月の期間にママ本人の体調不良以外の理由、例えば二人目妊娠中で、上の子がお熱で呼び出し→会社を早退して、勤務実働時間が8時間を下回る日が月間1日でもあった場合、基本指数が満点の20点に届かなくなるのだそうです。
…0歳児、1歳児申込で認可内定をもらうには基本指数は20点+20点=40点満点が最低・必須条件と言っても過言では無いのに…なんてこった、、ですよね。
ママ本人の体調不良による早退は…?
ちなみに、ママ本人の体調不良の場合はどうなるのかというと、こちらについても、りんご様より解説をいただきました。
ママ本人が妊娠中の体調不良で、勤務時間が8時間を下回る場合は減点にはならない。
とのこと。しかし、これにも条件が付き、
その場合は、体調不良ではない妊娠発覚後の4ヶ月分の勤務実績の提出が必要
なんだそうです。
ムムム‥‥。なんて優しくないんでしょうか。妊娠期間は出産予定日当日まででも280日=8ヶ月強、最初の4週はあって無いようなものですし、6週前には産休に入るでしょうから、実質10週はノーカウント‥‥その間の限られた期間で全く体調が悪くならずに4ヶ月分の勤務実績…?結構、難題ですよね。しかも、上のお子さんがいたら、先述のように呼び出しもあるのでもっと厳しくなります。
対策は「有給を使って勤務時間が減らないようにする」
妊娠中に、上の子の呼び出しで早退した事が、結果次の保活の足を引っ張るなんて絶対に避けたいですよね。その場合は、
勤務時間が8時間を下回ることを防ぐために有給を使って減点を回避する必要がある
とのこと。これは、りんご様が直接区役所の窓口に問い合わせて得た回答だそうです。またりんご様によると、
第一子妊娠中の場合も、体調不良で勤務時間を減らすよりも、可能であれば有給を使った方が保活においては不利にならないと思う。
とのことでした。周りを気にして、つい勤務時間を減らして頑張ってしまう人が多いと思いますが、保活のため(育休明けに職場復帰するため)にも、身体のためにも、可能であれば有給を使いたいところですね。
この件について、続報がありました↓
育休前の4ヶ月が12月~3月にかかる人も要注意
あともう一つ、これは今回りんご様からいただいた情報ではなく、先日、別の保活ママさんとのお話の中で知ったのですが、産休前の4ヶ月に基本出勤日数が20日に満たない月がある人も要注意です。
例えば来年の1月、2月は欠勤しなくても出勤日が19日しかありません。
この場合は、就労証明書に「欠勤していない」こと、「もともとその月は19日しか基本出勤日数がない」ことを、会社の総務の方に一筆書いてもらうか、書いてもらえたなった時には、自分で書き込むか書類提出時に窓口担当者に伝えるようにしましょう。
区の担当者が気の利く方だったら、もともと出勤日数が少ない月であることに気づいていくれるかもしれませんが、気づかれなかった場合はそのまま基本指数が減ってしまいます。
しかも、それがあとで発覚しても、不承諾は覆らないと思ってください。(覆らなかった人を知っています。)
とくに第一子の保活の方は、「あえてそこまで言わなくても大丈夫、わかるだろう」と思いがちですが、心配なことや、気づいてもらえないと致命的な減点の対象になることは、必ず、ウザがられても、絶対に口頭、または書面、または両方で区の担当者に伝えるべきです。
まとめ
いかがでしたか。保活は本当に「あとで知ってもどうにもならない」ことが沢山あります。特に妊娠中は、ご自身の勤怠の事まで常に保活につなげて考えられる人は少ないでしょう。今回りんご様からも
妊娠してからすぐに保活を始めると思うので、出来るだけ早く知っていれば、あとから実は減点されることに気付く事態は避けられるかと思います。
とのコメントをいただきました。ありがとうございます。いま妊娠中で、今後保活を進める方、ぜひ、この情報を活用して基本指数を整えてくださいね。「この話、自分は対象かも…」と思った方は、さらに詳しく区に問い合わせて確認してみるのがおすすめです。(※認可のことは、やはり区に聞くのが一番です。)
そして、もしすでに認可の申込を済ませた方の中にも、なにかイヤな心当たりがある方は、こちらも今ならまだ、区に問い合わせて確認、訂正の書類を用意できる方は用意すれば間に合う場合もあると思います。「まあ、でもきっと大丈夫」と根拠なく自分に言い聞かせず、後悔の無い保活を進めていきましょう。
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